木曜日のダウ平均は、テクノロジー株に引っ張られて前日の大幅安から反発し、年初の株価を再び上回った。
ダウ平均は約1.63%、 S&P 500は1.86%、 ナスダック総合指数は2.95%上昇した。ダウとナスダックが大きく値を上げ、直近のピークから10%の下落していたが、それを脱したことを示した。
マイクロソフト(NASDAQ: MSFT)とツイッター(NYSE:TWTR)の好調な収益を受けて、テクノロジー株を買いの機会ととらえた投資家が早い段階から押し目買いをしたため、主要指数が大きく上昇することになった。
マイクロソフトは水曜日の市場終了後、アナリストの予想を上回る売上と利益を発表し、株価がほぼ6%上昇した。 ツイッターはコンセンサス予想を上回る決算発表後、15%以上上昇した。
テスラ(NASDAQ: TSLA)は驚くべき第3四半期利益で大きく上昇したが、専門家の一部はこの電気自動車メーカーへの楽観主義に警鐘を鳴らした。「中国からの輸入部品への関税の影響と低価格車の提供によって、第4四半期に利益率を押し下げる可能性が高い。次の四半期に同じくらい良い収益を得られるかは疑問に思う」と ゴールドマンサックスは述べた。
第4四半期の利益見通しがコンセンサス予想を下回る決算の発表後、半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(ナスダック: AMD)は約15%値を下げた。
インテル(NASDAQ: INTC)、エヌビディア(NASDAQ: NVDA)、マイクロン・テクノロジー(NASDAQ:)ら半導体メーカーは揃って株価は上昇。SPDR S&P Semiconductor(NYSE: XSD)も2%以上値を上げ、半導体セクターは最悪の下落をした前日の下げの一部を取り戻した。
エネルギーセクターもまた、年末までにOPECが供給を調整するというニュースによって大きく上昇した。
アナリストらは、利益の見通しと米国の経済成長が依然として好調であることを考えれば、最近の大幅安は行き過ぎだと主張した。
UBSGlobal Wealth ManagementのMark Haefele氏は「米国株の10%近くの下落は、リスクに対してあまりにも過大な反応だ」と述べた。
金曜日に第3四半期GDPデータが発表予定で、注目されている。
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