Investing.com - 米国株が夜通し上昇した後、木曜日朝の取引でアジア株はまちまちである。
原油価格が1年ぶり最安値から回復しエネルギー株が反発したので、水曜日に S&P 500 は高値で取引を終えた。
ダウ平均株価は平たんな値動きだった。S&P500は0.3%上昇し、ナスダック総合は0.92%上昇した。
FAANG株はより高値を付けて取引を終えた。フェイスブック (NASDAQ:FB) とアルファベット (NASDAQ:GOOGL)は1%以上値上がりした。
アナリストたちによると、投資家は米中貿易摩擦が解決に向かうことを期待しており、投資家心理は未だ弱気のままである。さらに株式市場に対する圧力は、ドナルド・トランプ米大統領は米国連邦準備理事会(FRB)にさらなる利上げを控えるように呼び掛けている。
ANZリサーチ社のDaniel Gradwell氏は、「市場は徐々に上向きになりつつあるが、投資家心理は脆弱である」と述べた。また、「米国の景気刺激策が衰えるにつれて、米国経済は他国と同様に減速していく可能性がある認識が高まっているようだ」と述べた。
アジアでは、10月の日本全国消費物価指数が前年比1.0%上昇し、先月比でも安定していたことを受けて、日経 225は0.4%上昇した。
日本時間の1時45分までに、中国の 上海総合指数と 深セン成分指数はそれぞれ0.6%、0.5%下落した。 香港ハンセン指数はフラットな値動きで25,958を記録した。
ブルームバーグによると、最大のiPhone組み立て業者である鴻海精密工業は、「とても困難で競争の激しい年」に直面しており2019年の支出から200億元(29億ドル)削減することを計画していると、社内文書で述べていた。
アップル株は10月の最高値を24%下回っており、現在は弱気市場に入っている。
その下落は、今月ゴールドマン・サックス (NYSE:GS)が、中国や新興市場の弱いiPhone需要を受けて、アップル株の今月3回めとなる目標株価の切り下げが原因である。
韓国の (NYSE:GS)は0.4%下落した。
オーストラリアのASX 200は0.7%上昇した。