イギリスのメイ首相のブレグジット協定案が再び否決されたことを受けて、水曜日のアジア株式市場は下落した。中国の上海総合指数および深圳成分指数は、それぞれ0.37%および1.26%安となった。香港のハンセン指数は0.21%下落した。
1月の日本の機械受注が9月以来の大きな下落となったこともあり、日本の日経平均は1.5%下落した。
韓国の KOSPIは0.87%安、オーストラリアの ASX 200は0.5%安となっている。
英国の下院でメイ首相のブレグジット協定案が否決されたことで、ブレグジットの不確実性が高まり本日のアジア株の下落の要因の一つとなった。
議案には242人の議員が賛成し、391人が反対した。 否決をされたことで「合意なし」のシナリオが残ったが、その道は不透明だ。英国がEUを合意なしで離脱するか、当初の離脱日を延期するかについて、議会は今週2度票決を行うことになる。
「私は、英国が合意の下に秩序ある方法でEUを離脱するのが最善であり、そのためには私たちが交渉した協定案が最もよく、実際に実行可能な唯一の案だと信じています」とメイ首相は語った。
一方、トゥスクEU大統領(常任議長)の報道官は、EUは「結果を遺憾に思う」と述べ、「合理的な要請」があれば離脱延長を検討すると述べた。