3日のアジア株は上昇している。米中貿易協議が合意に近づいていることが好感されている。
日本時間午前11時32分時点で、中国の上海総合指数は0.1%高、深セン総合指数も0.1%高、香港のハンセン指数は0.9%高となっている。
市場の方向性を決めるものとはならずとも、財新/マークイット中国非製造業PMI(3月)は54.4に上昇し、2018年1月以来の水準まで回復した。2月では51.1であり、4ヶ月中の最低値であった。
日経平均株価は0.8%高で、韓国のKOSPIは0.5%高となっている。
オーストラリアのASX 200は0.5%高である。
2日にオーストラリア準備銀行(RBA)は、政策金利を1.50%に据え置くことを決定した。ロウRBA総裁は「引き続き経済状況を見守り、経済成長を支えるための金融政策を行う」と述べた。
米中貿易協議のニュースがスポットライトを浴びている。フィナンシャル・タイムズ(FT)は、関係筋の話として合意の障害となっている主要な問題の殆どが解決したと報じた。
しかし、中国製品に対する関税撤廃などの問題はまだ合意に至ってはいないとも伝えている。
また、全米商工会議所のブリリアント副所長が、合意は90%程度進んでいると述べたことも伝えた。
米中貿易協議は今日もワシントンにて行われる。先週の北京での貿易協議後では、合意に至るまで「数週間から数ヶ月」かかる可能性を示していた。