5日のアジア株式市場は上げ相場となっている。
5日午後1時26分時点で上海総合指数は0.63%高、深セン総合指数は0.39%高、香港ハンセン株価指数は0.58%高を付けている。
5月中国財新サービス業PMIは4月の54.5から52.7に低下した。これは2月ぶりの低水準となったものの、株式市場にはさほど影響しなかった。
日本の5月サービス業PMI成長率は鈍化したが、日経平均は1.78%高となっている。
韓国KOSPIは0.25%高。
オーストラリアの第1四半期GDPは0.5%とされていた予想を下回り0.4%と軟調だったものの、ASX 200は0.46%高となっている。
年次ベースGDPは1.8%でおおむね予想通り。
なお豪準備銀行がおよそ3年ぶりに利下げを行った後に、このGDPは発表された。
パウエルFRB議長は4日、金融緩和策を取る可能性があると示唆し、米国株は2%以上上昇した。こののちにアジア株も上げ相場となっている。
一方、ムニューシン米財務長官は日本で開催されるG20サミットにおいて中国人民銀行の易綱総裁と会談を行う予定。
5月にトランプ米大統領が中国製品すべてに追加関税を課して以降、貿易協議は難航している。
米国はおおむね合意に至っていた貿易協議の重要事項について中国が後退させたとして非難した。
一方で中国側は米国が不誠実な態度を取っており、世界的な貿易問題を引き起こしていると主張している。