(内容を追加しました) [上海 28日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 4620.2659 321.4480安 12454.3億元(上海A株) 高値 4986.5030 安値 4614.2412 前場終値 4872.4608 69.2531安 6684.7億元(上海A株) 寄り付き 4943.7423 2.0284高 前営業日終値 4941.7139 30.8166高 11142.4億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 27454.31 626.90安 2060.5億香港ドル 高値 28162.25 安値 27242.11 前場終値 27656.68 424.53安 946.5億香港ドル 寄り付き 28162.25 81.04高 前営業日終値 28081.21 168.65安 1575.1億香港ドル
28日の中国株式市場は急反落で取引を終えた。4カ月ぶりの大幅下落となった。証 券各社が相次いで信用取引ルールを強化したことを嫌気した。 上海総合指数 .SSEC の終値は321.4480ポイント(6.50%)安の4620 .2659。大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 の終値は347 .427ポイント(6.71%)安の4834.007。
どのセクターも総じて幅広く売られた。上海株式市場の総合不動産株価指数 .SSEP とエネルギー関連株 .CSI300EN 、金融株 .CSI300FS は大幅下落。エネルギーと不動産株 も7%以上下落した。 上海と深センのA株の売買代金は、合計2兆2000億元(3549億3000万ド ル)だった。
国信証券 002736.SZ 、西南証券 600369.SS 、長江証券 000783.SZ を含む地場証券 会社は28日、信用取引ルールを強化した。過熱する株式市場のリスクを抑制することが 狙いで、他社の動きに追随した。 当局は最近、銀行に対し、株式市場に流入するマネーフローに関するデータを提出す るよう求めたとの上海証券報(電子版)による報道をうけて、政府は株式市場の過熱感を 冷やす追加的施策を講じるのではとの懸念が高まっている。
中国は経済成長が鈍化しているにもかかわらず、一般投資家の参加により本土の株式 相場は1年間で140%超上昇した。ただエコノミストらは、この株高はファンダメンタ ルズに基づくものではないと警告している。 株式相場の上昇は、ブローカーや銀行が提供したコストの安い資金に負うところが大 きい。26日現在の信用取引残高は、過去最高の2兆元を突破した。
香港株式市場も大幅続落で取引を終えた。中国本土市場の急反落が波及し、1日の下 落率としては昨年12月以来最大となった。 ハンセン指数 .HSI の終値は626.90ポイント(2.23%)安の2万7454. 31。ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は518.88ポイント(3.53% )安の1万4183.00。
中国市場の懸念は香港にも飛び火した。エネルギー関連 .HSCIE 、マテリアル関連<. HSCIM>、消費財 .HSCICG 、金融 HSCIF などほぼすべてのセクターで2%超の大幅下落 となった。