(香港市場のリポートを追加しました。) [15日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3005.1722 109.6258安 2434.5億元(上海A株) 高値 3081.7028 安値 2983.9203 前場終値 3036.1487 78.6493安 1130.5億元(上海A株) 寄り付き 3043.8047 70.9933安 前営業日終値 3114.7980 85.4357安 3728.1億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 21455.23 106.67安 636.9億香港ドル 高値 21634.48 安値 21411.17 前場終値 21500.39 61.51安 346.2億香港ドル 寄り付き 21527.53 34.37安 前営業日終値 21561.90 57.53高 695.6億香港ドル
15日の中国株式市場は大幅に続落して取引を終えた。中国経済の 減速懸念が強まる中、週初からの下落率は約6%に達している。 中国証券監督管理委員会(CSRC)は14日夜、現在進行中の違 法な信用取引の取り締まり強化が市場に大きな影響を与えることはない と説明し、投資家の懸念を払拭(ふっしょく)しようと努めたが、結局 は2日続けてほぼ全面安となった。 上海総合指数 .SSEC の終値は109.6258ポイント(3.5 2%)安の3005.1722。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成する CSI300指数 .CSI300 は128.900ポイント(3.93%) 安の3152.232。 前日は上海総合が2.7%、CSI300が2.0%それぞれ下落 した。
市場は今日もまた薄商いだった。今夏場の40%の株価暴落を受け て政府が大規模支援策を立ち上げた後もなお、市場の方向感をめぐる懸 念から投資家の多くは依然として様子見姿勢をとっている。 華泰証券のアナリスト、Zhou Lin氏は「利益を出せる可能性が低い このような相場では、資金は流入してこない」との見方を示した。 実際、データによれば、投資家による株式ファンドの解約が先月大 量にあったため、中国株式ファンドの正味資産残高は44%減の724 8億元(1138億3000万ドル)になった。
小型株が大幅に下落。情報技術株指数 .CSI300IT は7.5%安、 深セン市場の創業板(チャイネクスト)指数 .CHINEXTC は5.3%安 。 政府系機関が株価買い支えで介入したとの憶測により前日引け近く に上昇した銀行株も、きょうは調整に入った。銀行株指数 .CSI300BI は0.9%安だった。 上海・深セン両市場で取引される全上場銘柄のうち、2151銘柄 が下落、上昇したのはわずかに234銘柄だった。
香港株式市場も反落して取引を終了した。序盤の上昇分を失い下げ て引けた。投資家心理は中国本土株の大幅下落で冷え込んだ。 ハンセン指数 .HSI の終値は106.67ポイント(0.49%) 安の2万1455.23。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は24.45ポイン ト(0.25%)安の9704.27。
中国経済の健全性をめぐる懸念から、また今週の米連邦公開市場委 員会(FOMC)後の発表を控え、投資家は神経質になっており、香港 市場でも薄商いだった。市場関係者の多くは、米連邦準備理事会(FR B)はあと数カ月利上げを先送りする、との見方に傾いている。 主要セクターのなかで上昇したのは、ハイテク株 .HSCIIT のみ。 香港メーンボードで最も活発に取引されたのは中国工商銀行(IC BC) 1398.HK (0.2%高)だった。 ハンセン指数構成銘柄の出来高合計は14億株だった。