(香港市場のリポートを追加しました。) [香港 14日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3965.3349 10.7788高 6466.0億元(上海A株) 高値 4000.6843 安値 3939.8350 前場終値 3987.5712 33.0151高 3599.7億元(上海A株) 寄り付き 3976.4054 21.8493高 前営業日終値 3954.5561 68.2363高 5778.4億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 23991.03 27.77安 642.0億香港ドル 高値 24126.30 安値 23957.36 前場終値 24057.10 38.30高 361.3億香港ドル 寄り付き 24055.02 36.22高 前営業日終値 24018.80 102.78高 868.1億香港ドル
14日の中国株式市場では、上海総合指数 .SSEC が小幅続伸した。週間上昇率は5 .9%高と、6月初旬以来約2カ月ぶりの大きさとなった。人民元安懸念が後退し、投資 家が強気姿勢に転じた。 上海総合指数の終値は10.7788ポイント(0.27%)高の3965.334 9だった。 一方、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI30 0指数 .CSI300 は1.923ポイント(0.05%)安の4073.540と、わずか ながら低下した。週間では4.3%の上昇。
3日連続で下落していた人民元の対ドル相場 CNY=CFXS は安定的に推移。前日に人民 元が継続的に下落する根拠はないとの声明を発表した中国人民銀行(中央銀行)が介入に 動いたもよう。 人民銀は11日に元の基準値を2%近く切り下げ、市場を驚かせた。 コンサルタント会社CEBMのアナリスト、Qi Yifeng氏は「週初には基準値の引き 下げが株式投資家にとって突如懸念材料となったが、今では注目の対象から外れつつある 」と指摘した。
上海外高橋保税区開発 600648.SS は値幅制限いっぱいの10%高。大規模な再編の 発表を好感した。 中国の高級酒メーカーの五粮液 000858.SZ が従業員持ち株制度導入を発表したこと を受け、投資家の上場国有銘柄への買い意欲が再燃。改革期待から、洛陽玻璃<600876.SS >や広東電力発展 000539.SZ などの国有企業銘柄が値を上げた。 天津市に拠点を置く企業の多くは、工業地帯での爆発を受けて13日は軒並み下落し ていたが、きょうは反発。天津港 600717.SS 、泰達(天津経済技術開発区) 000652.SZ 、浜海能源 000695.SZ など10社以上が損失は限定的との声明を発表した。
香港株式市場は小反落。人民銀による介入観測や前日の声明を受けて投資家の懸念が 和らぎ、海外市場も落ち着きを取り戻す中で小動きに終始した。 ハンセン指数 .HSI は27.77ポイント(0.12%)安の2万3991.03。 週間では2.3%の下落。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は20.86ポイント(0.19%) 安の1万1060.06。
通信株 .HSCIT と公益事業株 .HSCIU が上昇したが、エネルギー株 .HSCIE と不動産 ・建設株 .HSCIPC は下落。 レノボ・グループ(聯想集団) 0992.HK は2日続落。モバイル部門の税引き前損益 が約3億ドルの赤字で、4─6月期の純利益が半減したとの発表を嫌気した。