(香港市場のリポートを追加します。) [上海 22日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 4026.0450 8.3702高 6781.2億元(上海A株) 高値 4042.3381 安値 3960.8636 前場終値 4000.7885 16.8863安 3764.3億元(上海A株) 寄り付き 3996.4268 21.2480安 前営業日終値 4017.6748 25.5652高 6457.5億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 25282.62 253.81安 817.3億香港ドル 高値 25401.79 安値 25177.60 前場終値 25251.10 285.33安 457.7億香港ドル 寄り付き 25401.79 134.64安 前営業日終値 25536.43 131.62高 808.4億香港ドル
22日の中国株式市場はまちまちで取引を終えた。急落相場のあとの2週間にわたる 反発で、投資家心理は落ち着きを取り戻し、ボラティリティは低下した。 上海総合指数 .SSEC の終値は8.3702ポイント(0.21%)高の4026. 0450。5営業日続伸となった。 一方、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI30 0指数 .CSI300 は8.845ポイント(0.21%)安の4157.160。 上海総合指数は7月9日につけた7年ぶり安値から20%近く戻し、目先の上値抵抗 線で政府の目標とされる4500の水準に近づきつつあることから、市場では警戒感が強 まっている。 JPモルガンの北京駐在エコノミスト、Zhu Haibin氏は「株式市場は依然として不安 定だ。指数の水準だけが市場の健全性を測る基準ではない」と述べたうえで、政府は株価 支援策から手を引き始める前に市況を慎重に見極める必要があると付け加えた。 相場が安定化するなか、投資家の関心は経済情勢や企業業績の伸びに戻りつつある。 工業情報省は22日、国内工業セクターは依然多大な下振れ圧力にさらされており、 一部セクターでは利益創出がますます難しい状況に直面しているとの認識を示した。 深セン証券取引所の新興企業向け市場の創業板(チャイネクスト)指数 .CHINEXTC は1%高。テクノロジー株 .CSI300IT や通信株 .CSI300TS もおおむね上昇した。 一方、銀行株 .CSI300BI は依然として軟調だった。 通信機器大手の中興通訊(ZTE) 000063.SZ は深セン市場で3.3%高。上期の 純利益が43%増加したことが好感された。 上海飛楽音響(シャンハイ・フェイロ・アコースティックス) 600651.SS も上海市 場で2.7%上昇。同社が光源の世界トップメーカー、独オスラム OSRn.DE のランプ事 業に対して拘束力のない買収案を提示したとの発表を好感した。
香港株式市場は反落して取引を終えた。海外市場の下落に追随した。特にハイテク株 が下げを主導。 ハンセン指数 .HSI の終値は253.81ポイント(0.99%)安の2万5282 .62。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は137.27ポイント(1.16% )安の1万1734.27。
前日の米国株式市場は反落。大手IT企業のIBM IBM.N とユナイテッド・テクノ ロジーズ UTX.N のさえない業績発表により、決算シーズンに対する楽観的見方が打ち消 された。アップルなど主要ハイテク銘柄も時間外取引で下落した。 ただ、複数のアナリストは、香港株はシステミックリスクに直面していないし、ハン セン指数には2万5000付近に強い下値支持線があると指摘する。 ほぼ全てのセクターが下落。 通信株指数 .HSCIT は1.2%安。IT株指数が1.6%安。金融株指数 .HSCIF は 1.2%安となった。