(香港のリポートを追加しました) [上海 26日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3635.5521 12.3779安 4255.6億元(上海A株) 高値 3668.3764 安値 3629.8648 前場終値 3657.0725 9.1425高 2334.6億元(上海A株) 寄り付き 3659.5742 11.6442高 前営業日終値 3647.9300 31.8175高 3799.5億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 22488.94 9.06安 613.7億香港ドル 高値 22787.50 安値 22453.69 前場終値 22719.63 221.63高 340.0億香港ドル 寄り付き 22749.60 251.60高 前営業日終値 22498.00 89.63安 648.5億香港ドル
26日の中国株式市場は反落して取引を終えた。後場に小型株の売りが膨らんだこと で朝方の上昇分を失った。素材株だけは大幅高となった。 上海総合指数 .SSEC の終値は12.3779ポイント(0.34%)安の3635 .5521。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は22.178ポイント(0.59%)安の3759.429。
相場は8月の株安から20%超回復したが、来週から始まる一連の新規株式公開(I PO)を控え、値動きは激しくなっている。 ただ、トレーダーは市場の見通しが改善されたのを受け、再び株価が急落するリスク は大きく低下したと話す。 国泰君安証券や申萬宏源証券は今週の投資家との会議で、来年の相場は上昇するとの 楽観的な見方を示した。申萬宏源は上海総合指数が来年、現在の水準から23%上昇し4 500程度になると予想した。
この日は全般に売りが優勢となる中、CSI300素材株指数 .CSI300MT は1.3 %の逆行高。亜鉛大手が来年の生産量を50万トン削減すると発表したのを受けて亜鉛価 格が上昇したことが背景。 深セン証券取引所の新興企業向け市場、創業板(チャイネクスト) .CHINEXTC は前 日の4カ月ぶり高値から反落し、1.4%安で引けた。
香港株式市場は横ばいで終了した。トルコによるロシア軍機撃墜で高まっていた緊張 が後退し、アジア市場の大半が落ち着いた。 ハンセン指数 .HSI の終値は9.06ポイント(0.04%)安の2万2488.9 4。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は19.48ポイント(0.19%) 安の1万0108.39。
来月の米利上げ見通しに投資家は警戒姿勢をとっているが、トレーダーはすでに米連 邦準備理事会(FRB)の政策転換を織り込んでいる。 通信株 .HSCIT 、不動産株 .HSCIPC 、ハイテク株 .HSCIIT など大半のセクターが下 落。一方、エネルギー株 .HSCIE はプラス圏で引けた。 マッコーリーは香港取引所と深セン証券取引所の株式相互取引について、来年第2・ 四半期までに開始されるとの見通しを示した。